世界の振り子GLOBAL PENDULUM
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第1号|2026⁠年⁠10⁠月後半

米国債​変動率 → 世界株

一般的な説明(波及・逆向き):金利が大きく揺れると、あらゆる資産の割引率が不安定になり、リスク資産がそろって圧迫される。

今号:米国債​変動率は38(やや冷たい)、世界株は72(やや熱い)――米国債​変動率は平常より低く、世界株は平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています(逆向きの関係です)。

熱い・冷たいは位置を示すだけで、良し悪しではありません。やや熱いからといって下がるとは限らず、大きく振れていてもすぐに戻るとは限りません。ここでは歴史を示すだけで、売買の推奨はしません。

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いまどこにいるか

今号、二つの指標はそれぞれどこにあるか

米国債​変動率:現在 64bp(年率換算)。世界株:20か国の株価の位置(時価総額加重) 72。

検証

この関係は成り立つか

  1. 一般的な説明金利が大きく揺れると、あらゆる資産の割引率が不安定になり、リスク資産がそろって圧迫される出典:欧州中央銀行「Financial Stability Review, November 2022」(2022⁠年)。同報告は2022⁠年に金利が上がり変動が大きくなる中で各資産がそろって下落したことを記述したもので、変動そのものが株価を押し下げることを示してはいません。
  2. 当サイトのデータによる実測一般的な説明の向きで計算すると、米国債​変動率と同じ月の世界株の位置の一致度は−0.15(逆向きの関係なので、元の相関係数は+0.15で、マイナスなら合致するため符号を反転しています)。5⁠年間の期間を1⁠年ずつずらしながら見ると、45期間中35期間で向きが一致しました。多くの期間では両者が一般的な説明の向きどおりに動いていますが、歴史全体では高低が対応しないため、全体としては関係が見えないとしています。当サイトのデータでは見えない
  3. 成り立たなかった時期5⁠年間の期間を1⁠年ずつずらして見た45期間のうち、向きが合わなかった年:1976⁠~⁠1996。

歴史の軌跡

2本の線を重ねて見る

データ:米連邦準備制度理事会 H.15 の10⁠年国債の日次利回りから当サイトが計算(FRED 経由、セントルイス連銀)。OECD の各国株価の位置を世界銀行の時価総額で加重(当サイトが計算)。位置は当サイトが計算。

米国債​変動率世界株

限界

このカードでは言えないこと

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