世界の振り子GLOBAL PENDULUM
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第1号|2026⁠年⁠10⁠月後半

全体:17のグローバル・アンカーを合わせた位置

17のグローバル・アンカーの中央値は72(やや熱い)で、この局面は2021⁠年⁠2⁠月から続いています。

熱い・冷たいは位置を示すだけで、良し悪しではありません。やや熱いからといって下がるとは限らず、大きく振れていてもすぐに戻るとは限りません。ここでは歴史を示すだけで、売買の推奨はしません。

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いまどこにいるか

17のグローバル・アンカーを合わせた、いまの歴史上の位置

17のグローバル・アンカーの毎月の位置の中央値を、1978⁠年までさかのぼって計算しています。各月はその月以前のデータとだけ比べ、後の数字で平常を決めることはしません(数値は事後改定を含む現在の版です)。斜線は過去に現在と同じくやや熱い水準だった時期、細い縦線は大きな出来事です。

データ:17のグローバル・アンカーそれぞれの出所は各指標のページを参照。位置と中央値は当サイトが計算。

冷たいやや冷たい中立やや熱い熱い斜線=過去に現在と同じくやや熱い水準だった時期

いまどこにいるか72、やや熱い

2021⁠年⁠2⁠月以降の69か月のうち、55か月がやや熱い水準で、残りの月は中立水準でした。17のグローバル・アンカーのうち、平常より上(60以上)が12指標、平常より下(40未満)が2指標、歴史的な両端に振れているのが5指標です。

何を意味するか中央値の読み方

中央値は「半分がそれより熱く、半分がそれより冷たい」真ん中の値です。各指標が自分の平常より高いか低いかだけを見ており、その「高い」が良いことか悪いことかは区別しません。たとえば信用スプレッドが歴史的な低水準にあると(市場がリスクを恐れていない状態)、全体を冷たい側に引っ張ります。そのため、四つの力のそれぞれと、一つひとつの関係も合わせて見る必要があります。

現在、5指標が歴史的な両端に振れています。過去に5指標以上が同時に両端に振れていた月は165か月あり、その後1⁠年間の米国株の騰落率(中央値)は+13.0%(すべての月では+12.4%)、3⁠年間では+34.3%(すべての月では+34.7%)でした。注目すべきは、どの指標が、どんな組み合わせで同時に両端に振れているかです。

以前も同じ位置にあったとき

過去6回のやや熱い局面と、現在の局面

開始後の米国株(累計の騰落)1⁠年2⁠年3⁠年

  1. 1979⁠年⁠9⁠月⁠~1981⁠年⁠8⁠月24か月のうち20か月がやや熱い水準・1980 石油危機1⁠年+16.5%2⁠年+8.9%3⁠年+12.7%
  2. 1987⁠年⁠6⁠月⁠~1987⁠年⁠10⁠月5か月すべてがやや熱い水準・1987 ブラックマンデー1⁠年−10.2%2⁠年+7.4%3⁠年+19.6%
  3. 1999⁠年⁠11⁠月⁠~2001⁠年⁠5⁠月19か月のうち12か月がやや熱い水準・2000 ITバブル1⁠年−0.9%2⁠年−18.8%3⁠年−34.6%
  4. 2006⁠年⁠1⁠月⁠~2008⁠年⁠9⁠月33か月のうち28か月がやや熱い水準・2008 リーマン・ショック1⁠年+11.4%2⁠年+7.8%3⁠年−32.3%
  5. 2009⁠年⁠12⁠月⁠~2012⁠年⁠1⁠月26か月のうち18か月がやや熱い水準・2011 欧州債務危機1⁠年+11.8%2⁠年+12.0%3⁠年+28.1%
  6. 2017⁠年⁠11⁠月⁠~2018⁠年⁠3⁠月5か月すべてがやや熱い水準・2018 株価急落(2⁠月)1⁠年+5.0%2⁠年+19.7%3⁠年+36.8%
  7. 2021⁠年⁠2⁠月⁠~⁠現在69か月のうち55か月がやや熱い水準・2022 インフレと利上げこの局面は継続中

各局面の「開始後1・2・3⁠年」は、いずれもその局面の最初の月から数えた累計の騰落です。「その後の記録」はやや熱い水準だった各月から数えているため、二つの数字は異なります。各局面の横に記した出来事はその期間に起きた大きな出来事で、ここでの熱さ・冷たさと関係があるとは限りません。

その後の記録

過去に全体がやや熱い水準だった月の後、米国株はどう動いたか

棒=累計騰落率の中央値過去に全体がやや熱い水準だった月(現在の局面を除く、88か月)すべての月(576か月)

その後1⁠年
−2.1%52%が下落
+12.4%21%が下落
その後3⁠年
+14.4%45%が下落
+34.7%13%が下落
その後5⁠年
+40.3%27%が下落
+64.9%17%が下落

その後5⁠年間に起点の月を最も大きく下回ったときの下落率(中央値):全体がやや熱い水準だった月は−19.7%、すべての月は−3.7%。

やや熱い水準だった月は、わずか6回の相場局面に集中しています。隣り合う月は独立した出来事ではありません。上昇も下落もすべて載せています。これは過去の記録で、予測ではありません。「米国株」は、シラー教授がまとめたS&P 500の株価(月平均、配当を含まない)です。

全体そのものは、その後どこへ振れたか

過去に現在と同じくやや熱い水準だったときの、全体のその後の位置
位置の中央値中立(40⁠~⁠60)に戻ったやや熱い水準以上にとどまった
その後1⁠年53中立39%38%
その後3⁠年43中立42%17%
その後5⁠年45中立52%16%

熱さ・冷たさとその後のリターンに、過去に関係はあったか

過去にはある程度の関係があった(将来を示すものではありません)

1978⁠~⁠2021⁠年の各月について、その後5⁠年間の米国株の年平均騰落率

最も熱い20%
+5.7%/年
すべての月
+9.4%/年
最も冷たい20%
+11.7%/年

この期間には、熱い月ほどその後5⁠年の平均が低いという傾向がありました。各月のその後5⁠年間は互いに重なっていて、実際にはいくつかの相場局面しかありません。これは傾向であって、法則でも予測でもありません。

計算方法

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