山ごとに
9回の景気の山で、毎回どれが先に転換したか
このセクションは時計とは別の問いに答えているため、月数が違います:
- 時計:多くの循環を平均すると、その山が当サイトの基準線の山の前後どこに来るか(1周を65か月として換算)。
- このセクション:1960年以降9回のNBERの景気の山それぞれについて、前後30か月以内で指標が自身の山をつけた月(負=山より早い)。NBERの山は平均で基準線の山より5か月遅い。
- 景気循環に連動し、少なくとも6回の山でデータがある指標だけを載せています。期待インフレ率、台湾バフェット指標、台湾株、欧州株、融資基準、OFRストレスは6回に満たず、時計の上だけにあります。
ある回の山中間の半分中央値前半と後半で一致しない
- 景気先行指数各回:10か月早い、9か月早い、11か月早い、2か月早い、15か月早い、12か月早い、2か月早い、12か月早い中央値(対NBERの山)10.5か月早いNBERの山より早い8/8回中央値:10.5か月早い・8回中8回がNBERの山より早い
- シラーPER各回:10か月早い、10か月早い、10か月早い、12か月遅い、6か月早い、10か月早い、12か月早い、3か月早い、18か月遅い中央値(対NBERの山)10か月早いNBERの山より早い7/9回中央値:10か月早い・9回中7回がNBERの山より早い
- 英国株前半と後半で不一致各回:14か月早い、18か月早い、9か月早い、5か月早い、10か月早い、10か月早い、2か月早い、8か月早い中央値(対NBERの山)9.5か月早いNBERの山より早い8/8回中央値:9.5か月早い・8回中8回がNBERの山より早い
- 米国株前半と後半で不一致各回:10か月早い、9か月早い、9か月早い、13か月遅い、5か月早い、10か月早い、11か月早い、1か月早い、18か月遅い中央値(対NBERの山)9か月早いNBERの山より早い7/9回中央値:9か月早い・9回中7回がNBERの山より早い
- 米国バフェット指標前半と後半で不一致各回:13か月早い、10か月早い、9か月早い、12か月遅い、6か月早い、11か月早い、12か月早い、3か月早い、16か月遅い中央値(対NBERの山)9か月早いNBERの山より早い7/9回中央値:9か月早い・9回中7回がNBERの山より早い
- GDP成長率各回:8か月早い、8か月早い、9か月早い、同時、4か月早い、11か月早い、1か月早い、10か月早い中央値(対NBERの山)8か月早いNBERの山より早い7/8回中央値:8か月早い・8回中7回がNBERの山より早い
- 非農業雇用者数各回:8か月早い、6か月早い、9か月早い、19か月遅い、1か月遅い、21か月早い、11か月早い、同時、8か月早い中央値(対NBERの山)8か月早いNBERの山より早い6/9回中央値:8か月早い・9回中6回がNBERの山より早い
- 日本株各回:3か月早い、9か月早い、12か月早い、同時、9か月早い、12か月早い、4か月早い、17か月遅い中央値(対NBERの山)6.5か月早いNBERの山より早い6/8回中央値:6.5か月早い・8回中6回がNBERの山より早い
- 企業景況感各回:10か月早い、28か月早い、19か月遅い、10か月早い、1か月早い、17か月遅い中央値(対NBERの山)5.5か月早いNBERの山より早い4/6回中央値:5.5か月早い・6回中4回がNBERの山より早い
- FF金利各回:5か月早い、1か月早い、5か月遅い、3か月早い、同時、14か月早い、6か月早い、9か月早い、10か月早い中央値(対NBERの山)5か月早いNBERの山より早い7/9回中央値:5か月早い・9回中7回がNBERの山より早い
- フィラデルフィア連銀指数各回:11か月早い、15か月遅い、3か月早い、24か月早い、14か月早い、4か月早い、16か月遅い中央値(対NBERの山)4か月早いNBERの山より早い5/7回中央値:4か月早い・7回中5回がNBERの山より早い
- 世界株前半と後半で不一致各回:16か月遅い、9か月早い、12か月早い、14か月遅い、4か月早い、10か月早い、11か月早い、1か月早い、18か月遅い中央値(対NBERの山)4か月早いNBERの山より早い6/9回中央値:4か月早い・9回中6回がNBERの山より早い
- ドイツ株前半と後半で不一致各回:4か月早い、11か月早い、15か月早い、27か月遅い、3か月早い、9か月早い、2か月早い、17か月遅い中央値(対NBERの山)3.5か月早いNBERの山より早い6/8回中央値:3.5か月早い・8回中6回がNBERの山より早い
- 利上げ超の中銀の割合各回:2か月早い、2か月早い、1か月早い、1か月早い、3か月遅い、16か月早い、8か月早い、4か月遅い、14か月早い中央値(対NBERの山)2か月早いNBERの山より早い7/9回中央値:2か月早い・9回中7回がNBERの山より早い
- 賃金前半と後半で不一致各回:12か月早い、12か月遅い、14か月早い、2か月早い、2か月早い、同時、9か月遅い、4か月遅い中央値(対NBERの山)1か月早いNBERの山より早い4/8回中央値:1か月早い・8回中4回がNBERの山より早い
- 米国の信用取引前半と後半で不一致各回:14か月早い、15か月早い、14か月早い、14か月遅い、4か月早い、20か月遅い、5か月遅い、2か月遅い、18か月遅い中央値(対NBERの山)2か月遅いNBERの山より早い4/9回中央値:2か月遅い・9回中4回がNBERの山より早い
- 米インフレ率前半と後半で不一致各回:3か月遅い、3か月遅い、10か月遅い、3か月遅い、15か月早い、5か月遅い、3か月早い、4か月遅い、23か月早い中央値(対NBERの山)3か月遅いNBERの山より早い3/9回中央値:3か月遅い・9回中3回がNBERの山より早い
- 米10年金利前半と後半で不一致各回:7か月早い、2か月遅い、18か月遅い、22か月遅い、4か月遅い、4か月遅い、10か月遅い、15か月早い、16か月早い中央値(対NBERの山)4か月遅いNBERの山より早い3/9回中央値:4か月遅い・9回中3回がNBERの山より早い
- 米国債変動率前半と後半で不一致各回:2か月遅い、17か月遅い、6か月遅い、3か月遅い、3か月遅い、8か月遅い、12か月遅い、1か月早い中央値(対NBERの山)4.5か月遅いNBERの山より早い1/8回中央値:4.5か月遅い・8回中1回がNBERの山より早い
- コアインフレ率前半と後半で不一致各回:9か月遅い、14か月遅い、5か月遅い、5か月遅い、6か月遅い、5か月遅い、5か月遅い、20か月早い中央値(対NBERの山)5か月遅いNBERの山より早い1/8回中央値:5か月遅い・8回中1回がNBERの山より早い
- 信用スプレッド(最も広い)各回:6か月遅い、11か月遅い、11か月遅い、3か月早い、12か月遅い、3か月遅い中央値(対NBERの山)8.5か月遅いNBERの山より早い1/6回中央値:8.5か月遅い・6回中1回がNBERの山より早い
- イールドカーブ(傾き最大)各回:11か月遅い、14か月遅い、18か月早い、19か月早い、11か月遅い、25か月遅い、11か月遅い、22か月遅い、23か月遅い中央値(対NBERの山)11か月遅いNBERの山より早い2/9回中央値:11か月遅い・9回中2回がNBERの山より早い
- 失業率(最も高い)各回:14か月遅い、15か月遅い、20か月遅い、8か月遅い、10か月早い、24か月遅い、14か月遅い、22か月遅い、6か月遅い中央値(対NBERの山)14か月遅いNBERの山より早い1/9回中央値:14か月遅い・9回中1回がNBERの山より早い
時計にないもの
時計に載せていない指標
時計には安定して連動する18の指標だけを置いています。残りの二つのグループもここにすべて載せます。前半と後半(指標ごとにデータを前後半に分けたもの)で位置が大きく違うか同期が弱いものと、1.5~8年の長さの上下動に連動しないものです。判定の基準は、結果を見る前に決めています。
連動するが、前半と後半で一致しない(15指標)
各行は一つの指標です。前半と後半それぞれで、自身の山が基準線の山より平均何か月早いか遅いか(時計と同じ計算で、ゼロは基準線の山。NBERの山ではありません)。安定とみなすには二つの基準をどちらも満たす必要があります:前半と後半の差が8.15か月(45度)以内で、両方の同期の強さが0.4以上。ここに並ぶ行はどれも少なくとも一つを満たしておらず、満たしていないものに×を付けています。
前半(区切りの年より前)後半(区切りの年以降)点線=その期間の同期の強さが0.4未満前半との差が8.15か月(45度)以内×基準を満たさない
- 台湾景気信号前半は13か月早い、後半は19か月早い(2005年で区切る)。前半の同期の強さ0.37(0.4未満)
- 米国バフェット指標前半は21か月早い、後半は8か月早い(1989年で区切る)。前半と後半の差13か月(しきい値8.15か月)
- 鉱工業生産前半は9か月早い、後半は17か月早い(2009年で区切る)。後半の同期の強さ0.39(0.4未満)
- 米国の信用取引前半は17か月早い、後半は7か月早い(1989年で区切る)。前半と後半の差9か月(しきい値8.15か月)
- 米国株前半は16か月早い、後半は5か月早い(1987年で区切る)。前半と後半の差11か月(しきい値8.15か月)
- 世界株前半は19か月早い、後半は5か月早い(1991年で区切る)。前半と後半の差14か月(しきい値8.15か月)。前半の同期の強さ0.32(0.4未満)
- 英国株前半は15か月早い、後半は5か月早い(1992年で区切る)。前半と後半の差10か月(しきい値8.15か月)。前半の同期の強さ0.396(0.4未満)
- ドイツ株前半は8か月早い、後半は4か月早い(1993年で区切る)。前半の同期の強さ0.19(0.4未満)
- 米10年金利前半は10か月遅い、後半は同時(1990年で区切る)。前半と後半の差10か月(しきい値8.15か月)
- 米インフレ率前半は10か月遅い、後半は2か月早い(1987年で区切る)。前半と後半の差12か月(しきい値8.15か月)。後半の同期の強さ0.35(0.4未満)
- 賃金前半は5か月遅い、後半は8か月遅い(1995年で区切る)。前半の同期の強さ0.399(0.4未満)。後半の同期の強さ0.35(0.4未満)
- コアインフレ率前半は14か月遅い、後半は11か月遅い(1992年で区切る)。後半の同期の強さ0.34(0.4未満)
- ドル前半は25か月遅い、後半は17か月遅い(2010年で区切る)。前半と後半の差8.19か月(しきい値8.15か月)。前半の同期の強さ0.35(0.4未満)
- 金融ストレス前半は23か月遅い、後半は20か月遅い(2003年で区切る)。前半の同期の強さ0.05(0.4未満)
- 米国債変動率前半は19か月遅い、後半は23か月遅い(1994年で区切る)。前半の同期の強さ0.39(0.4未満)
基準は結果を見る前に決めており、基準すれすれのものも基準どおりに判定し、調整はしていません。
1.5~8年の上下動に連動しない(25指標)
各国政策金利、FRB資産、実質金利、独10年金利、日本10年金利、ドル円、ユーロドル、ドル人民元、ドル台湾ドル、世界貿易、台湾輸出受注、供給網圧力、原油、天然ガス、銅、食料、商品総合、金、銀、中国株、新興国株、インド株、韓国株、各国の実質住宅価格、米国の住宅価格
ここで見ているのは1.5~8年の長さの上下動だけです。住宅価格や商品のもっと長い周期は、この分析の範囲外です。
データが短く計算していないもの:台湾の住宅価格。
循環の長さ
長さは一定ではありません。当サイトの景気の基準線は1951~2023年に20回の山があり、間隔は14~89か月(中央値38)。NBERの9回の山の間隔は18~146か月(中央値94.5)。時計の1周=65か月は、基準線が循環の上を平均して毎月進む角度を1周の長さに換算したもので、角度を月数に換算するためのものです。実際のどれかの循環の長さではありません。決まった周期で時期を推計することを、データは支持しません。
イールドカーブの逆転
イールドカーブが逆転した後に起きたこと
イールドカーブ=米国10年国債利回りから3か月物国債の利回りを引いたもの。短期が長期を上回ることを逆イールド(イールドカーブの逆転)と呼びます。下の図は1953年以降のすべての逆転(6か月以内の間隔のものは一つにまとめる)とNBERの景気の山です。時計の上のイールドカーブの位置は傾きが最大の時(多くの循環の平均)です。このセクションは、逆転のたび(マイナスになり始めた時)がNBERの山からどれだけ離れていたかを見ており、測っているものが違います。
- 逆転は8回:6回は逆転の始まりから36か月以内にNBERの景気の山が来ており、その間隔は5~16か月。2回は今のところ来ていません(1966年9月~1967年1月、2022年11月~2024年11月)。
- 山の側から見ると、9回のNBERの山のうち7回は、その前36か月以内に逆転がありました(中央値で11か月前)。1960、1990年の山の前にはありませんでした。
- 2026年10月時点で、NBERが認定した最新の景気の山は2020年2月です。NBERの山は後から認定されます(例:2020年2月の山は2020年6月に発表)。そのため直近の逆転の後については、これまでのところ山は発表されていない、としか言えません。
- 逆転は数年に一度しか起きないため、ここでは出来事として数えており、毎月の予測ではありません。毎月の予測に役立つかは関係図を参照してください。
方法と限界
これらの数字の計算方法と、証明できないこと
- 要するに:各系列から長期の趨勢と短期の雑音を取り除き、1.5~8年の長さの振れだけを残して、その山が平均でどこに来るかを見ます。
- データ:当サイトの59の指標の元の系列(サイトに表示する位置ではありません)。価格は対数をとり、四半期データは四半期の中央の月に置きます。
- 景気の基準線:米国の非農業部門雇用者数、鉱工業生産(水準)、失業率(反転)の三つの循環の平均。その山は1960年以降のNBERの山9回のうち8回をとらえ、平均でNBERの山より5か月早くなっています。
- 循環:1.5~8年の長さの上下動だけを残し(Baxter–King バンドパスフィルター、両端3年ずつを除外)、各月を循環上の角度に換算します(ヒルベルト変換)。時計上の位置は、この角度と基準線との平均の差で、1周は約65か月です。
- 同期:同期の強さ(0~1)が、上下動をランダムに500回並べ替えたうちの95%を上回るとき、循環に連動しているとします。前半と後半の角度の差が45度以内で、両方の同期の強さが0.4以上のとき、安定しているとします。
- 山ごと:NBERの山の前後30か月以内で、最も近い指標自身の山。イールドカーブの逆転は、間隔が6か月以内なら一つにまとめます。
- 方法と基準は結果を見る前に決めました。別のプログラムで独立に計算し直し、結果は一致しています。データは2026年10月まで。毎年10月に1回計算し直します。
証明できないこと
- 1960年以降のNBERの景気の山は9回しかありません。
- 上に挙げた15件は、前半と後半で位置が違います。過去の位置が今後も変わらないとは限りません。
- 見ているのは1.5~8年の上下動だけで、住宅価格や商品のもっと長い周期は含みません。
- 景気の基準線もNBERの景気の山も、米国のものです。
- フィルターには前後3年ずつのデータが必要なため、直近3年の位置はまだ計算できません。そのため時計には「いまどこにいるか」を示していません。
- データは最新版です。GDPや景気先行指数は後から改定されます。
- 失業率は景気の基準線の構成要素です。非農業部門雇用者数と鉱工業生産は当サイトでは前年比で、基準線はその水準を使います。そのため基準線との同期の一部は当然の結果です(一覧で*)。