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データ分析|データは2026⁠年⁠10⁠月まで

米国の景気循環で、先に転換するのは?

景気循環に安定して連動する18の指標を、自身の山が当サイトの米国景気の基準線の山より平均何か月早いか遅いかで、時計に置いています(1.5⁠~⁠8⁠年の長さの振れだけを見ます)。全米経済研究所(NBER)が認定した景気の山(NBERの山)は、基準線の山より平均5⁠か⁠月遅れて来ます(外周の▼)。これは過去の平均的な位置で、時刻表ではありません。現在の位置も示していません。

時計の読み方

6⁠か⁠月以上早い前後6⁠か⁠月以内6⁠か⁠月以上遅い

  • 早い・遅いは、どれも12時の基準線の山と比べたものです。下の「山ごとに」の節はNBERの山と比べているので、月数が違います。
  • 6時の谷に近い点は、谷の何か月前・後かで示します。谷より前は遅い側(白抜き)、谷より後は早い側(塗りつぶし)に数えます。
  • 1周は65⁠か⁠月として換算した平均の速さです。谷が山から半周(約33⁠か⁠月)にあるのは描き方によるもので、実際に山から谷までかかる月数は循環ごとに違います。

点にマウスを合わせると説明が表示され、クリックで指標のページへ移動します。点をタップすると説明、もう一度タップで指標のページへ移動します。

  1. 基準線の山より6~16⁠か⁠月早い(8指標)

  2. 基準線の山の前後6⁠か⁠月以内(4指標)

  3. 谷の前で、山より谷に近い(4指標)

  4. 谷の後で、山より谷に近い(2指標)

ほかに前半と後半で位置が一致しない15件、連動しない25件は、次の節に載せています。

  • 循環の長さは毎回違い(NBERの山の間隔は18~146⁠か⁠月)、当サイトはこの時計で次の山の時期を推計しません。
  • 先に転換することと、予測できることは別です。山が早く来る指標でも、それを使って毎月ほかの指標を予測すると精度が上がるとは限りません。何が何を予測できるかは関係図をご覧ください。

補足

  • 12時=当サイトの米国景気の基準線(雇用者数、鉱工業生産、失業率を合成)の山。▼NBERの山=全米経済研究所(NBER)が認定した景気の山で、平均5⁠か⁠月遅い。基準線の山はNBERの山より多く、1960⁠年以降15回あり、NBERの9回の山のうち8回をとらえています。
  • 6⁠か⁠月は図のための区分で、統計的な基準ではありません。中心からの距離は重ならないようにずらしただけです。込み合う点は円周に沿っても少しずらしています(最大1.6⁠か⁠月)。正確な月数は一覧と読み取り欄にあります。
  • 同期の強さは0⁠~⁠1(1=毎回同じタイミング)、0.4以上で安定とみなします。「平均値自体の誤差幅(90%)」は平均値そのものがどれだけ確かかを示す幅で、毎回この中に入るという意味ではありません。循環ごとの違いは下の「山ごとに」を見てください。期間=データの両端3⁠年ずつを除いたもの(フィルターに必要)。
  • *=景気の基準線と同じデータを使う指標:失業率はそれ自体が基準線の構成要素です。非農業部門雇用者数と鉱工業生産は当サイトでは前年比で、基準線はその水準を使います。基準線との同期の一部は当然の結果です。

山ごとに

9回の景気の山で、毎回どれが先に転換したか

このセクションは時計とは別の問いに答えているため、月数が違います:

ある回の山中間の半分中央値前半と後半で一致しない

  1. 景気​先行指数各回:10⁠か⁠月早い、9⁠か⁠月早い、11⁠か⁠月早い、2⁠か⁠月早い、15⁠か⁠月早い、12⁠か⁠月早い、2⁠か⁠月早い、12⁠か⁠月早い中央値(対NBERの山)10.5⁠か⁠月早いNBERの山より早い8/8回中央値:10.5⁠か⁠月早い・8回中8回がNBERの山より早い
  2. シラーPER各回:10⁠か⁠月早い、10⁠か⁠月早い、10⁠か⁠月早い、12⁠か⁠月遅い、6⁠か⁠月早い、10⁠か⁠月早い、12⁠か⁠月早い、3⁠か⁠月早い、18⁠か⁠月遅い中央値(対NBERの山)10⁠か⁠月早いNBERの山より早い7/9回中央値:10⁠か⁠月早い・9回中7回がNBERの山より早い
  3. 英国株前半と後半で不一致各回:14⁠か⁠月早い、18⁠か⁠月早い、9⁠か⁠月早い、5⁠か⁠月早い、10⁠か⁠月早い、10⁠か⁠月早い、2⁠か⁠月早い、8⁠か⁠月早い中央値(対NBERの山)9.5⁠か⁠月早いNBERの山より早い8/8回中央値:9.5⁠か⁠月早い・8回中8回がNBERの山より早い
  4. 米国株前半と後半で不一致各回:10⁠か⁠月早い、9⁠か⁠月早い、9⁠か⁠月早い、13⁠か⁠月遅い、5⁠か⁠月早い、10⁠か⁠月早い、11⁠か⁠月早い、1⁠か⁠月早い、18⁠か⁠月遅い中央値(対NBERの山)9⁠か⁠月早いNBERの山より早い7/9回中央値:9⁠か⁠月早い・9回中7回がNBERの山より早い
  5. 米国​バフェット​指標前半と後半で不一致各回:13⁠か⁠月早い、10⁠か⁠月早い、9⁠か⁠月早い、12⁠か⁠月遅い、6⁠か⁠月早い、11⁠か⁠月早い、12⁠か⁠月早い、3⁠か⁠月早い、16⁠か⁠月遅い中央値(対NBERの山)9⁠か⁠月早いNBERの山より早い7/9回中央値:9⁠か⁠月早い・9回中7回がNBERの山より早い
  6. GDP​成長率各回:8⁠か⁠月早い、8⁠か⁠月早い、9⁠か⁠月早い、同時、4⁠か⁠月早い、11⁠か⁠月早い、1⁠か⁠月早い、10⁠か⁠月早い中央値(対NBERの山)8⁠か⁠月早いNBERの山より早い7/8回中央値:8⁠か⁠月早い・8回中7回がNBERの山より早い
  7. 非農業​雇用者数各回:8⁠か⁠月早い、6⁠か⁠月早い、9⁠か⁠月早い、19⁠か⁠月遅い、1⁠か⁠月遅い、21⁠か⁠月早い、11⁠か⁠月早い、同時、8⁠か⁠月早い中央値(対NBERの山)8⁠か⁠月早いNBERの山より早い6/9回中央値:8⁠か⁠月早い・9回中6回がNBERの山より早い
  8. 日本株各回:3⁠か⁠月早い、9⁠か⁠月早い、12⁠か⁠月早い、同時、9⁠か⁠月早い、12⁠か⁠月早い、4⁠か⁠月早い、17⁠か⁠月遅い中央値(対NBERの山)6.5⁠か⁠月早いNBERの山より早い6/8回中央値:6.5⁠か⁠月早い・8回中6回がNBERの山より早い
  9. 企業​景況感各回:10⁠か⁠月早い、28⁠か⁠月早い、19⁠か⁠月遅い、10⁠か⁠月早い、1⁠か⁠月早い、17⁠か⁠月遅い中央値(対NBERの山)5.5⁠か⁠月早いNBERの山より早い4/6回中央値:5.5⁠か⁠月早い・6回中4回がNBERの山より早い
  10. FF金利各回:5⁠か⁠月早い、1⁠か⁠月早い、5⁠か⁠月遅い、3⁠か⁠月早い、同時、14⁠か⁠月早い、6⁠か⁠月早い、9⁠か⁠月早い、10⁠か⁠月早い中央値(対NBERの山)5⁠か⁠月早いNBERの山より早い7/9回中央値:5⁠か⁠月早い・9回中7回がNBERの山より早い
  11. フィラデルフィア​連銀​指数各回:11⁠か⁠月早い、15⁠か⁠月遅い、3⁠か⁠月早い、24⁠か⁠月早い、14⁠か⁠月早い、4⁠か⁠月早い、16⁠か⁠月遅い中央値(対NBERの山)4⁠か⁠月早いNBERの山より早い5/7回中央値:4⁠か⁠月早い・7回中5回がNBERの山より早い
  12. 世界株前半と後半で不一致各回:16⁠か⁠月遅い、9⁠か⁠月早い、12⁠か⁠月早い、14⁠か⁠月遅い、4⁠か⁠月早い、10⁠か⁠月早い、11⁠か⁠月早い、1⁠か⁠月早い、18⁠か⁠月遅い中央値(対NBERの山)4⁠か⁠月早いNBERの山より早い6/9回中央値:4⁠か⁠月早い・9回中6回がNBERの山より早い
  13. ドイツ株前半と後半で不一致各回:4⁠か⁠月早い、11⁠か⁠月早い、15⁠か⁠月早い、27⁠か⁠月遅い、3⁠か⁠月早い、9⁠か⁠月早い、2⁠か⁠月早い、17⁠か⁠月遅い中央値(対NBERの山)3.5⁠か⁠月早いNBERの山より早い6/8回中央値:3.5⁠か⁠月早い・8回中6回がNBERの山より早い
  14. 利上げ超の​中銀の割合各回:2⁠か⁠月早い、2⁠か⁠月早い、1⁠か⁠月早い、1⁠か⁠月早い、3⁠か⁠月遅い、16⁠か⁠月早い、8⁠か⁠月早い、4⁠か⁠月遅い、14⁠か⁠月早い中央値(対NBERの山)2⁠か⁠月早いNBERの山より早い7/9回中央値:2⁠か⁠月早い・9回中7回がNBERの山より早い
  15. 賃金前半と後半で不一致各回:12⁠か⁠月早い、12⁠か⁠月遅い、14⁠か⁠月早い、2⁠か⁠月早い、2⁠か⁠月早い、同時、9⁠か⁠月遅い、4⁠か⁠月遅い中央値(対NBERの山)1⁠か⁠月早いNBERの山より早い4/8回中央値:1⁠か⁠月早い・8回中4回がNBERの山より早い
  16. 米国の​信用取引前半と後半で不一致各回:14⁠か⁠月早い、15⁠か⁠月早い、14⁠か⁠月早い、14⁠か⁠月遅い、4⁠か⁠月早い、20⁠か⁠月遅い、5⁠か⁠月遅い、2⁠か⁠月遅い、18⁠か⁠月遅い中央値(対NBERの山)2⁠か⁠月遅いNBERの山より早い4/9回中央値:2⁠か⁠月遅い・9回中4回がNBERの山より早い
  17. 米インフレ率前半と後半で不一致各回:3⁠か⁠月遅い、3⁠か⁠月遅い、10⁠か⁠月遅い、3⁠か⁠月遅い、15⁠か⁠月早い、5⁠か⁠月遅い、3⁠か⁠月早い、4⁠か⁠月遅い、23⁠か⁠月早い中央値(対NBERの山)3⁠か⁠月遅いNBERの山より早い3/9回中央値:3⁠か⁠月遅い・9回中3回がNBERの山より早い
  18. 米10⁠年金利前半と後半で不一致各回:7⁠か⁠月早い、2⁠か⁠月遅い、18⁠か⁠月遅い、22⁠か⁠月遅い、4⁠か⁠月遅い、4⁠か⁠月遅い、10⁠か⁠月遅い、15⁠か⁠月早い、16⁠か⁠月早い中央値(対NBERの山)4⁠か⁠月遅いNBERの山より早い3/9回中央値:4⁠か⁠月遅い・9回中3回がNBERの山より早い
  19. 米国債​変動率前半と後半で不一致各回:2⁠か⁠月遅い、17⁠か⁠月遅い、6⁠か⁠月遅い、3⁠か⁠月遅い、3⁠か⁠月遅い、8⁠か⁠月遅い、12⁠か⁠月遅い、1⁠か⁠月早い中央値(対NBERの山)4.5⁠か⁠月遅いNBERの山より早い1/8回中央値:4.5⁠か⁠月遅い・8回中1回がNBERの山より早い
  20. コア​インフレ率前半と後半で不一致各回:9⁠か⁠月遅い、14⁠か⁠月遅い、5⁠か⁠月遅い、5⁠か⁠月遅い、6⁠か⁠月遅い、5⁠か⁠月遅い、5⁠か⁠月遅い、20⁠か⁠月早い中央値(対NBERの山)5⁠か⁠月遅いNBERの山より早い1/8回中央値:5⁠か⁠月遅い・8回中1回がNBERの山より早い
  21. 信用​スプレッド(最も広い)各回:6⁠か⁠月遅い、11⁠か⁠月遅い、11⁠か⁠月遅い、3⁠か⁠月早い、12⁠か⁠月遅い、3⁠か⁠月遅い中央値(対NBERの山)8.5⁠か⁠月遅いNBERの山より早い1/6回中央値:8.5⁠か⁠月遅い・6回中1回がNBERの山より早い
  22. イールドカーブ(傾き最大)各回:11⁠か⁠月遅い、14⁠か⁠月遅い、18⁠か⁠月早い、19⁠か⁠月早い、11⁠か⁠月遅い、25⁠か⁠月遅い、11⁠か⁠月遅い、22⁠か⁠月遅い、23⁠か⁠月遅い中央値(対NBERの山)11⁠か⁠月遅いNBERの山より早い2/9回中央値:11⁠か⁠月遅い・9回中2回がNBERの山より早い
  23. 失業率(最も高い)各回:14⁠か⁠月遅い、15⁠か⁠月遅い、20⁠か⁠月遅い、8⁠か⁠月遅い、10⁠か⁠月早い、24⁠か⁠月遅い、14⁠か⁠月遅い、22⁠か⁠月遅い、6⁠か⁠月遅い中央値(対NBERの山)14⁠か⁠月遅いNBERの山より早い1/9回中央値:14⁠か⁠月遅い・9回中1回がNBERの山より早い

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時計にないもの

時計に載せていない指標

時計には安定して連動する18の指標だけを置いています。残りの二つのグループもここにすべて載せます。前半と後半(指標ごとにデータを前後半に分けたもの)で位置が大きく違うか同期が弱いものと、1.5⁠~⁠8⁠年の長さの上下動に連動しないものです。判定の基準は、結果を見る前に決めています。

連動するが、前半と後半で一致しない(15指標)

各行は一つの指標です。前半と後半それぞれで、自身の山が基準線の山より平均何か月早いか遅いか(時計と同じ計算で、ゼロは基準線の山。NBERの山ではありません)。安定とみなすには二つの基準をどちらも満たす必要があります:前半と後半の差が8.15⁠か⁠月(45度)以内で、両方の同期の強さが0.4以上。ここに並ぶ行はどれも少なくとも一つを満たしておらず、満たしていないものに×を付けています。

前半(区切りの年より前)後半(区切りの年以降)点線=その期間の同期の強さが0.4未満前半との差が8.15⁠か⁠月(45度)以内基準を満たさない

基準は結果を見る前に決めており、基準すれすれのものも基準どおりに判定し、調整はしていません。

1.5⁠~⁠8⁠年の上下動に連動しない(25指標)

各国​政策金利、FRB資産、実質金利、独10⁠年金利、日本​10⁠年金利、ドル円、ユーロドル、ドル​人民元、ドル​台湾ドル、世界貿易、台湾​輸出受注、供給網​圧力、原油、天然ガス、銅、食料、商品総合、金、銀、中国株、新興国株、インド株、韓国株、各国の​実質住宅価格、米国の​住宅価格

ここで見ているのは1.5⁠~⁠8⁠年の長さの上下動だけです。住宅価格や商品のもっと長い周期は、この分析の範囲外です。

データが短く計算していないもの:台湾の​住宅価格。

循環の長さ

長さは一定ではありません。当サイトの景気の基準線は1951~2023⁠年に20回の山があり、間隔は14~89⁠か⁠月(中央値38)。NBERの9回の山の間隔は18~146⁠か⁠月(中央値94.5)。時計の1周=65⁠か⁠月は、基準線が循環の上を平均して毎月進む角度を1周の長さに換算したもので、角度を月数に換算するためのものです。実際のどれかの循環の長さではありません。決まった周期で時期を推計することを、データは支持しません。

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イールドカーブの逆転

イールドカーブが逆転した後に起きたこと

イールドカーブ=米国10⁠年国債利回りから3⁠か⁠月物国債の利回りを引いたもの。短期が長期を上回ることを逆イールド(イールドカーブの逆転)と呼びます。下の図は1953⁠年以降のすべての逆転(6⁠か⁠月以内の間隔のものは一つにまとめる)とNBERの景気の山です。時計の上のイールドカーブの位置は傾きが最大の時(多くの循環の平均)です。このセクションは、逆転のたび(マイナスになり始めた時)がNBERの山からどれだけ離れていたかを見ており、測っているものが違います。

逆転(36⁠か⁠月以内に山)逆転(その後36⁠か⁠月以内にNBERが発表した山なし)NBERの景気の山

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方法と限界

これらの数字の計算方法と、証明できないこと

証明できないこと

詳しい方法(「熱さ・冷たさの測り方」第9節)

何が何を予測できるかは関係図へ