世界の振り子GLOBAL PENDULUM
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第1号|2026⁠年⁠10⁠月後半

米インフレ率 → 利上げ超の​中銀の割合

一般的な説明(直接の仕組み・同じ向き):インフレが高まると、各国の中央銀行が物価を抑えるために相次いで利上げする。

今号:米インフレ率は64(やや熱い)、利上げ超の​中銀の割合は82(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。

熱い・冷たいは位置を示すだけで、良し悪しではありません。やや熱いからといって下がるとは限らず、大きく振れていてもすぐに戻るとは限りません。ここでは歴史を示すだけで、売買の推奨はしません。

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いまどこにいるか

今号、二つの指標はそれぞれどこにあるか

米インフレ率:64(直近10⁠年平均より0.41%ポイント高い)。利上げ超の​中銀の割合:82(現在 33%)。

検証

この関係は成り立つか

  1. 一般的な説明インフレが高まると、各国の中央銀行が物価を抑えるために相次いで利上げする出典:国際決済銀行「I. Navigating the disinflation journey」(2023⁠年)。同報告が扱うのは米国のインフレではなく世界的なインフレの高まりで、先行期間も書いていません。当サイトは「米インフレ率→各国政策金利」(同じ報告・同じ仕組み)の0⁠~⁠12⁠か⁠月を当てはめています。
  2. 当サイトのデータによる実測位置で見る(それぞれ自分の平常と比べ、高低がそろって動くか):米インフレ率と6⁠か⁠月後の利上げ超の​中銀の割合の一致度は+0.29。5⁠年間の期間を1⁠年ずつずらしながら見ると、54期間中33期間で向きが一致しました。変化で見る(それぞれの位置の過去12⁠か⁠月の変化、上下動がそろうか):一致度は+0.09。53期間中25期間で向きが一致しました。
    位置33/54
    変化25/53
    1マスが5⁠年間の期間(1⁠年ずつずらしたもの)です。塗りつぶし=一般的な説明と向きが一致、枠だけ=不一致。
    弱いか時期による
  3. 成り立たなかった時期5⁠年間の期間を1⁠年ずつずらして見て(前後の期間は重なります)、向きが合わなかった期間にかかる年。位置(54期間):1968⁠~⁠1978、1982⁠~⁠2001、2003⁠~⁠2008、2009⁠~⁠2016/変化(53期間):1968⁠~⁠1980、1983⁠~⁠2006、2009⁠~⁠2018。
  4. 予測できるか予測の検定(過去の検定で、上の「いまどこにいるか」とは関係なく、当サイトによる将来の予測でもありません):米インフレ率の過去12⁠か⁠月のデータを加えると、利上げ超の​中銀の割合をより正確に予測できるか。結果:予測の関係は見えない(p⁠=⁠0.691、小さいほど偶然とは考えにくい)。推計に使っていない直近の期間で実際に予測した誤差は7.1%増。見えない

歴史の軌跡

2本の線を重ねて見る

データ:米国は米労働統計局(FRED 経由、セントルイス連銀)、日本は世界銀行 Global Economic Monitor(CC BY 4.0)、その他は OECD。国際決済銀行(BIS)による約40の中央銀行の政策金利から当サイトが計算。位置は当サイトが計算。

米インフレ率利上げ超の​中銀の割合

限界

このカードでは言えないこと

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