いまどこにいるか
今号、二つの指標はそれぞれどこにあるか
米インフレ率:64(直近10年平均より0.41%ポイント高い)。利上げ超の中銀の割合:82(現在 33%)。
検証
この関係は成り立つか
- 一般的な説明インフレが高まると、各国の中央銀行が物価を抑えるために相次いで利上げする出典:国際決済銀行「I. Navigating the disinflation journey」(2023年)。同報告が扱うのは米国のインフレではなく世界的なインフレの高まりで、先行期間も書いていません。当サイトは「米インフレ率→各国政策金利」(同じ報告・同じ仕組み)の0~12か月を当てはめています。
- 当サイトのデータによる実測位置で見る(それぞれ自分の平常と比べ、高低がそろって動くか):米インフレ率と6か月後の利上げ超の中銀の割合の一致度は+0.29。5年間の期間を1年ずつずらしながら見ると、54期間中33期間で向きが一致しました。変化で見る(それぞれの位置の過去12か月の変化、上下動がそろうか):一致度は+0.09。53期間中25期間で向きが一致しました。
弱いか時期による位置33/54変化25/531マスが5年間の期間(1年ずつずらしたもの)です。塗りつぶし=一般的な説明と向きが一致、枠だけ=不一致。 - 成り立たなかった時期5年間の期間を1年ずつずらして見て(前後の期間は重なります)、向きが合わなかった期間にかかる年。位置(54期間):1968~1978、1982~2001、2003~2008、2009~2016/変化(53期間):1968~1980、1983~2006、2009~2018。
- 予測できるか予測の検定(過去の検定で、上の「いまどこにいるか」とは関係なく、当サイトによる将来の予測でもありません):米インフレ率の過去12か月のデータを加えると、利上げ超の中銀の割合をより正確に予測できるか。結果:予測の関係は見えない(p=0.691、小さいほど偶然とは考えにくい)。推計に使っていない直近の期間で実際に予測した誤差は7.1%増。見えない
歴史の軌跡
2本の線を重ねて見る
米インフレ率利上げ超の中銀の割合
限界
このカードでは言えないこと
- 両者が一緒に動いても、一方が他方の原因だとは限りません。
- すべての期間の結果をそのまま載せています。一致しなかった期間も含みます。
- これは過去の記録で、予測ではありません。