いまどこにいるか
今号、二つの指標はそれぞれどこにあるか
米インフレ率:64(直近10年平均より0.41%ポイント高い)。イールドカーブ:41(現在 1.05%ポイント)。
検証
この関係は成り立つか
- 一般的な説明インフレが高まると、中央銀行が短期金利を引き上げ、長短金利差が縮小または逆転する出典:ボストン連銀「Predicting Recessions Using the Yield Curve: The Role of the Stance of Monetary Policy」(2020年)。同記事は先行期間を書いていません。この関係は中央銀行の利上げを経由するため、当サイトは「米インフレ率→FF金利」の0~12か月を当てはめています。同記事は、2019年の逆イールドは主に長期金利の低下によるもので、利上げによるものではないとも指摘しています。
- 当サイトのデータによる実測位置で見る(それぞれ自分の平常と比べ、高低がそろって動くか):米インフレ率と6か月後のイールドカーブの一致度は+0.43(逆向きの関係なので、元の相関係数は−0.43で、マイナスなら合致するため符号を反転しています)。5年間の期間を1年ずつずらしながら見ると、54期間中44期間で向きが一致しました。変化で見る(それぞれの位置の過去12か月の変化、上下動がそろうか):一致度は+0.19。53期間中41期間で向きが一致しました。二つの物差しの結論が違います。長期の高低はそろって動きますが、1年以内の上下動はそろわないことが多いです(変化で見ると「弱い」)。
一つの物差しが支持位置44/54変化41/531マスが5年間の期間(1年ずつずらしたもの)です。塗りつぶし=一般的な説明と向きが一致、枠だけ=不一致。 - 成り立たなかった時期5年間の期間を1年ずつずらして見て(前後の期間は重なります)、向きが合わなかった期間にかかる年。位置(54期間):1986~2002、2003~2008、2016~2025/変化(53期間):1982~1999、2003~2010、2018~2023。
- 予測できるか予測の検定(過去の検定で、上の「いまどこにいるか」とは関係なく、当サイトによる将来の予測でもありません):米インフレ率の過去12か月のデータを加えると、イールドカーブをより正確に予測できるか。結果:兆しはあるが関門は不通過(p=0.045、小さいほど偶然とは考えにくい)。推計に使っていない直近の期間で実際に予測した誤差は5.6%増。兆しあり
歴史の軌跡
2本の線を重ねて見る
米インフレ率イールドカーブ
時間差
どれだけの時間差で最もよく重なるか?
棒が長いほど、一般的な説明の向きどおりにそろって動いています(数字は一致度)。
限界
このカードでは言えないこと
- 両者が一緒に動いても、一方が他方の原因だとは限りません。
- すべての期間の結果をそのまま載せています。一致しなかった期間も含みます。
- これは過去の記録で、予測ではありません。