いまどこにいるか
今号、二つの指標はそれぞれどこにあるか
米国株:94(直近10年平均より84.4%高い)。失業率:44(直近10年平均より0.33%ポイント低い(ふだんと同じくらいの下回り方))。
検証
この関係は成り立つか
- 一般的な説明株価下落で資産が目減りし、需要と雇用が減って失業率が上がる出典:全米経済研究所(NBER)「The Stock Market Crash Really Did Cause the Great Recession」(2013年)。同論文は統計上株式市場が先に動くことを示しているだけで、先行期間は書いていません。当サイトは「米国株→非農業雇用者数」(同じく資産効果)の0~24か月を当てはめています。
- 当サイトのデータによる実測位置で見る(それぞれ自分の平常と比べ、高低がそろって動くか):米国株と12か月後の失業率の一致度は+0.69(逆向きの関係なので、元の相関係数は−0.69で、マイナスなら合致するため符号を反転しています)。5年間の期間を1年ずつずらしながら見ると、54期間中45期間で向きが一致しました。変化で見る(それぞれの位置の過去12か月の変化、上下動がそろうか):一致度は+0.34。53期間中40期間で向きが一致しました。二つの物差しの結論が違います。長期の高低はそろって動きますが、1年以内の上下動はそろわないことが多いです(変化で見ると「弱い」)。
一つの物差しが支持位置45/54変化40/531マスが5年間の期間(1年ずつずらしたもの)です。塗りつぶし=一般的な説明と向きが一致、枠だけ=不一致。 - 成り立たなかった時期5年間の期間を1年ずつずらして見て(前後の期間は重なります)、向きが合わなかった期間にかかる年。位置(54期間):1975~1982、1989~1996、2000~2005、2014~2020/変化(53期間):1974~1982、1987~1998、2002~2009。
- 予測できるか予測の検定(過去の検定で、上の「いまどこにいるか」とは関係なく、当サイトによる将来の予測でもありません):米国株の過去12か月のデータを加えると、失業率をより正確に予測できるか。結果:最も確かな層(p<0.001、小さいほど偶然とは考えにくい)。推計に使っていない直近の期間で実際に予測した誤差は0.8%減。最も確かな層
歴史の軌跡
2本の線を重ねて見る
米国株失業率
時間差
どれだけの時間差で最もよく重なるか?
棒が長いほど、一般的な説明の向きどおりにそろって動いています(数字は一致度)。
限界
このカードでは言えないこと
- 両者が一緒に動いても、一方が他方の原因だとは限りません。
- すべての期間の結果をそのまま載せています。一致しなかった期間も含みます。
- これは過去の記録で、予測ではありません。