コアインフレ率からFF金利一般的な説明:因果・同じ向き
FRBの2%目標は物価全体で測るが、食品とエネルギーを除いたコアインフレで基調を判断する
今号:コアインフレ率は35(やや冷たい)、FF金利は72(やや熱い)――コアインフレ率は平常より低く、FF金利は平常より高く、一般的な説明の向きと一致していません。
弱いか時期による一致度 +0.65・44期間中31期間で向きが一致
物価
35やや冷たい
直近10年平均より0.56%ポイント低い|2026年9月のデータ
熱い・冷たいは位置を示すだけで、良し悪しではありません。やや熱いからといって下がるとは限らず、大きく振れていてもすぐに戻るとは限りません。ここでは歴史を示すだけで、売買の推奨はしません。
これは何か
食品とエネルギーを除いた米国の消費者物価の前年同月比。FRBが重視するコアPCE物価も載せています。
食品とエネルギーは変動が大きいため、コアインフレのほうがインフレの趨勢をよく示します。
2025年10月は公式データが公表されませんでした(米政府機関の閉鎖)。当サイトが前後2か月から直線で補っています。
食品とエネルギーを除く。
いまどこにいるか
冷たいやや冷たい中立やや熱い熱い斜線=過去に現在と同じくやや冷たい水準だった時期
| 項目 | パーセンタイル | 熱さ・冷たさ | データ時点 |
|---|---|---|---|
| コアPCE物価 | 63 | やや熱い | 2026年8月 |
以前も同じ位置にあったとき
開始後の米国株(累計の騰落)1年2年3年
各局面の「開始後1・2・3年」は、いずれもその局面の最初の月から数えた累計の騰落です。「その後の記録」はやや冷たい水準だった各月から数えているため、二つの数字は異なります。各局面の横に記した出来事はその期間に起きた大きな出来事で、ここでの熱さ・冷たさと関係があるとは限りません。
その後の記録
棒=累計騰落率の中央値過去にコアインフレ率がやや冷たい水準だった月(現在の局面を除く、175か月)すべての月(587か月)
その後5年間に起点の月を最も大きく下回ったときの下落率(中央値):コアインフレ率がやや冷たい水準だった月は−1.8%、すべての月は−3.7%。
やや冷たい水準だった月は、わずか6回の相場局面に集中しています。隣り合う月は独立した出来事ではありません。上昇も下落もすべて載せています。これは過去の記録で、予測ではありません。「米国株」は、シラー教授がまとめたS&P 500の株価(月平均、配当を含まない)です。
| 位置の中央値 | 中立(40~60)に戻った | やや冷たい水準以下にとどまった | |
|---|---|---|---|
| その後1年 | 34やや冷たい | 22% | 67% |
| その後3年 | 38やや冷たい | 34% | 55% |
| その後5年 | 36やや冷たい | 34% | 58% |
熱さ・冷たさとその後のリターンに、過去に関係はあったか
1977~2021年の各月について、その後5年間の米国株の年平均騰落率
熱さ・冷たさと、その後の上昇・下落の間に、はっきりした関係は見られません。棒の差は月によってまちまちです(順位相関は0.25未満)。これは過去の記録であって、予測ではありません。
どの指標と関係するか
コアインフレ率からFF金利一般的な説明:因果・同じ向き
FRBの2%目標は物価全体で測るが、食品とエネルギーを除いたコアインフレで基調を判断する
今号:コアインフレ率は35(やや冷たい)、FF金利は72(やや熱い)――コアインフレ率は平常より低く、FF金利は平常より高く、一般的な説明の向きと一致していません。
弱いか時期による一致度 +0.65・44期間中31期間で向きが一致
賃金からコアインフレ率一般的な説明:川上・川下・同じ向き
サービス業は人手が中心のため、賃金がサービス価格を押し上げる
今号:賃金は22(やや冷たい)、コアインフレ率は35(やや冷たい)――どちらも平常より低く、一般的な説明の向きと一致しています。
弱いか時期による一致度 +0.46・37期間中22期間で向きが一致
数値
データと出所