天然ガスから米インフレ率一般的な説明:川上・川下・同じ向き
天然ガスは電気代と暖房費を左右する(欧州で最も顕著)
今号:天然ガスは60(やや熱い)、米インフレ率は64(やや熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。
弱いか時期による一致度 +0.39・42期間中25期間で向きが一致
エネルギー
60やや熱い
各地域の位置の中央値|2026年9月のデータ
熱い・冷たいは位置を示すだけで、良し悪しではありません。やや熱いからといって下がるとは限らず、大きく振れていてもすぐに戻るとは限りません。ここでは歴史を示すだけで、売買の推奨はしません。
これは何か
米国と欧州の天然ガス、日本のLNG(液化天然ガス)の月平均価格。代表値は3地域の位置の中央値です。
天然ガスは電気代や暖房費を左右します。2022年の欧州エネルギー危機の主役でした。
欧州は2015年4月からTTFに切り替え。
いまどこにいるか
冷たいやや冷たい中立やや熱い熱い斜線=過去に現在と同じくやや熱い水準だった時期
| 地域 | パーセンタイル | 熱さ・冷たさ | データ時点 |
|---|---|---|---|
| 欧州 | 80 | 熱い | 2026年9月 |
| 日本(LNG) | 60 | やや熱い | 2026年9月 |
| 米国 | 34 | やや冷たい | 2026年9月 |
以前も同じ位置にあったとき
開始後の米国株(累計の騰落)1年2年3年
各局面の「開始後1・2・3年」は、いずれもその局面の最初の月から数えた累計の騰落です。「その後の記録」はやや熱い水準だった各月から数えているため、二つの数字は異なります。各局面の横に記した出来事はその期間に起きた大きな出来事で、ここでの熱さ・冷たさと関係があるとは限りません。
その後の記録
棒=累計騰落率の中央値過去に天然ガスがやや熱い水準だった月(現在の局面を除く、106か月)すべての月(563か月)
その後5年間に起点の月を最も大きく下回ったときの下落率(中央値):天然ガスがやや熱い水準だった月は−23.6%、すべての月は−4.0%。
やや熱い水準だった月は、わずか9回の相場局面に集中しています。隣り合う月は独立した出来事ではありません。上昇も下落もすべて載せています。これは過去の記録で、予測ではありません。「米国株」は、シラー教授がまとめたS&P 500の株価(月平均、配当を含まない)です。
| 位置の中央値 | 中立(40~60)に戻った | やや熱い水準以上にとどまった | |
|---|---|---|---|
| その後1年 | 67やや熱い | 35% | 60% |
| その後3年 | 61やや熱い | 22% | 51% |
| その後5年 | 57中立 | 25% | 42% |
熱さ・冷たさとその後のリターンに、過去に関係はあったか
1979~2021年の各月について、その後5年間の米国株の年平均騰落率
この期間には、熱い月ほどその後5年の平均が低いという傾向がありました。各月のその後5年間は互いに重なっていて、実際にはいくつかの相場局面しかありません。これは傾向であって、法則でも予測でもありません。
どの指標と関係するか
天然ガスから米インフレ率一般的な説明:川上・川下・同じ向き
天然ガスは電気代と暖房費を左右する(欧州で最も顕著)
今号:天然ガスは60(やや熱い)、米インフレ率は64(やや熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。
弱いか時期による一致度 +0.39・42期間中25期間で向きが一致
天然ガスから欧州株一般的な説明:川上・川下・逆向き
エネルギーコストの高騰が欧州製造業(特にエネルギー多消費産業)の利益を圧迫し、2022年に最も顕著だった。ただしコストを転嫁できる産業では、株価が下がるとは限らない
今号:天然ガスは60(やや熱い)、欧州株は83(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致していません(逆向きの関係です)。
弱いか時期による一致度 +0.41・16期間中10期間で向きが一致
データと出所