世界の振り子GLOBAL PENDULUM
日本語

第1号|2026⁠年⁠10⁠月後半

貴金属

金と銀。どの数字も、その指標自身の過去とだけ比べたものです。過去の何%の月より高いかを示し、50が平常です。価格や金利の指標で比べているのは「直近10⁠年平均とどれだけ離れているか」です。100=直近10⁠年平均から最も離れた状態で、価格や金利そのものが過去最高とは限りません。

今号のまとめ

この分類の2指標を合わせると88熱いです。

  • 銀93熱い直近10⁠年平均と比べると、過去の92%の月より高い。前回これほど高かったのは2011⁠年⁠11⁠月

その他:金 84(熱い)。

熱い・冷たいは位置を示すだけで、良し悪しではありません。やや熱いからといって下がるとは限らず、大きく振れていてもすぐに戻るとは限りません。ここでは歴史を示すだけで、売買の推奨はしません。

050100
振り子(目盛り)にマウスを合わせると名前が表示され、クリックするとその指標のページへ移動します。振り子(目盛り)をタップすると名前が表示され、もう一度タップするとその指標のページへ移動します。

いまどこにいるか

各指標の位置

この分類を合わせると

合わせた位置の推移

毎月、各指標の位置の中央値をとり、1979⁠年までさかのぼって計算しています。

データ:各指標の出所は各指標のページを参照。位置と中央値は当サイトが計算。

冷たいやや冷たい中立やや熱い熱い斜線=過去に現在と同じく熱い水準だった時期

以前も同じ位置にあったとき過去2回の熱い局面と、現在の局面

開始後の米国株(累計の騰落)1⁠年2⁠年3⁠年

  1. 1979⁠年⁠11⁠月⁠~1980⁠年⁠12⁠月14か月すべてが熱い水準・1980 石油危機1⁠年+30.9%2⁠年+18.5%3⁠年+33.2%
  2. 2006⁠年⁠3⁠月⁠~2012⁠年⁠11⁠月81か月のうち69か月が熱い水準・2008 リーマン・ショック、2009 株価の底、2011 欧州債務危機1⁠年+8.8%2⁠年+1.8%3⁠年−41.5%
  3. 2025⁠年⁠6⁠月⁠~⁠現在16か月すべてが熱い水準この局面は継続中

各局面の「開始後1・2・3⁠年」は、いずれもその局面の最初の月から数えた累計の騰落です。「その後の記録」は熱い水準だった各月から数えているため、二つの数字は異なります。各局面の横に記した出来事はその期間に起きた大きな出来事で、ここでの熱さ・冷たさと関係があるとは限りません。

その後の記録過去に貴金属が熱い水準だった月の後、米国株はどう動いたか

過去に同じく熱い水準だった月は83か月で、2回の相場局面に限られます。サンプルが少なすぎるため、結論は出しません。

「米国株」は、シラー教授がまとめたS&P 500の株価(月平均、配当を含まない)です。

熱さ・冷たさとその後のリターンに、過去に関係はあったか過去に明確な関係は見られない

1979⁠~⁠2021⁠年の各月について、その後5⁠年間の米国株の年平均騰落率

最も熱い20%
+7.9%/年
すべての月
+9.3%/年
最も冷たい20%
+12.5%/年

熱さ・冷たさと、その後の上昇・下落の間に、はっきりした関係は見られません。棒の差は月によってまちまちです(順位相関は0.25未満)。これは過去の記録であって、予測ではありません。

どの指標と関係するか

貴金属に関わる関係

金融​ストレスから金一般的な説明:波及・同じ向き

市場が動揺すると、安全を求める資金が金に流れ込む

今号:金融​ストレスは12(冷たい)、金は84(熱い)――金融​ストレスは平常より低く、金は平常より高く、一般的な説明の向きと一致していません。

弱いか時期による一致度 +0.25・32期間中17期間で向きが一致

実質金利から金一般的な説明:因果・逆向き

金は利息を生まないため、実質金利が高いほど金を持つ機会費用が大きくなる

今号:実質金利は100(熱い)、金は84(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致していません(逆向きの関係です)。

当サイトのデータは一般的な説明と逆一致度 −0.44・9期間中7期間で向きが一致

多くの期間では両者が一般的な説明の向きどおりに動いていますが、歴史全体で見ると向きは逆です。関係が時代によって逆転した可能性があります。

全指標に戻る