米10年金利からシラーPER一般的な説明:因果・逆向き
金利が高いほど将来の利益の現在価値が小さくなり、バリュエーションが圧迫される
今号:米10年金利は91(熱い)、シラーPERは99(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致していません(逆向きの関係です)。
弱いか時期による一致度 +0.37・49期間中24期間で向きが一致
グローバル・アンカー|増幅要因|バリュエーションとレバレッジ
99熱い両端に振れている
現在 40.7倍|2026年10月のデータ
熱い・冷たいは位置を示すだけで、良し悪しではありません。やや熱いからといって下がるとは限らず、大きく振れていてもすぐに戻るとは限りません。ここでは歴史を示すだけで、売買の推奨はしません。
これは何か
株価を、過去10年間のインフレ調整後の平均利益で割ったもの(シラーPER、CAPE)。
公開データの中で最も歴史の長い株式バリュエーション指標の一つです(1880年代から)。位置は自分自身の歴史と比べたもので、バリュエーションが平常より高いか低いかを見ます。
株価を、過去10年間のインフレ調整後の平均利益で割ったもの。
いまどこにいるか
冷たいやや冷たい中立やや熱い熱い斜線=過去に現在と同じく熱い水準だった時期
以前も同じ位置にあったとき
開始後の米国株(累計の騰落)1年2年3年
各局面の「開始後1・2・3年」は、いずれもその局面の最初の月から数えた累計の騰落です。「その後の記録」は熱い水準だった各月から数えているため、二つの数字は異なります。各局面の横に記した出来事はその期間に起きた大きな出来事で、ここでの熱さ・冷たさと関係があるとは限りません。
その後の記録
棒=累計騰落率の中央値過去にシラーPERが熱い水準だった月(現在の局面を除く、466か月)すべての月(1631か月)
その後5年間に起点の月を最も大きく下回ったときの下落率(中央値):シラーPERが熱い水準だった月は−19.6%、すべての月は−10.5%。
熱い水準だった月は、わずか8回の相場局面に集中しています。隣り合う月は独立した出来事ではありません。上昇も下落もすべて載せています。これは過去の記録で、予測ではありません。「米国株」は、シラー教授がまとめたS&P 500の株価(月平均、配当を含まない)です。
| 位置の中央値 | 中立(40~60)に戻った | 熱い水準以上にとどまった | |
|---|---|---|---|
| その後1年 | 92熱い | 6% | 75% |
| その後3年 | 89熱い | 9% | 63% |
| その後5年 | 83熱い | 8% | 54% |
熱さ・冷たさとその後のリターンに、過去に関係はあったか
1890~2021年の各月について、その後5年間の米国株の年平均騰落率
熱さ・冷たさと、その後の上昇・下落の間に、はっきりした関係は見られません。棒の差は月によってまちまちです(順位相関は0.25未満)。これは過去の記録であって、予測ではありません。
どの指標と関係するか
米10年金利からシラーPER一般的な説明:因果・逆向き
金利が高いほど将来の利益の現在価値が小さくなり、バリュエーションが圧迫される
今号:米10年金利は91(熱い)、シラーPERは99(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致していません(逆向きの関係です)。
弱いか時期による一致度 +0.37・49期間中24期間で向きが一致
数値
データと出所