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グローバル・アンカー|増幅要因|バリュエーションとレバレッジ

米国株のバリュエーション(シラーPER)

99熱い両端に振れている

現在 40.7倍|2026⁠年⁠10⁠月のデータ

熱い・冷たいは位置を示すだけで、良し悪しではありません。やや熱いからといって下がるとは限らず、大きく振れていてもすぐに戻るとは限りません。ここでは歴史を示すだけで、売買の推奨はしません。

050100シラーPER

これは何か

シラーPER:何を測り、なぜ重要か

何を測るか

株価を、過去10⁠年間のインフレ調整後の平均利益で割ったもの(シラーPER、CAPE)。

なぜ重要か

公開データの中で最も歴史の長い株式バリュエーション指標の一つです(1880⁠年代から)。位置は自分自身の歴史と比べたもので、バリュエーションが平常より高いか低いかを見ます。

株価を、過去10⁠年間のインフレ調整後の平均利益で割ったもの。

いまどこにいるか

位置の推移

データ:シラー教授(Robert J. Shiller)の公開データ。位置は当サイトが計算。

冷たいやや冷たい中立やや熱い熱い斜線=過去に現在と同じく熱い水準だった時期

以前も同じ位置にあったとき

過去8回の熱い局面と、現在の局面

開始後の米国株(累計の騰落)1⁠年2⁠年3⁠年

  1. 1891⁠年⁠9⁠月⁠~1892⁠年⁠12⁠月16か月すべてが熱い水準1⁠年+2.8%2⁠年−18.0%3⁠年−15.9%
  2. 1895⁠年⁠8⁠月⁠~1903⁠年⁠3⁠月92か月のうち68か月が熱い水準1⁠年−20.5%2⁠年−0.8%3⁠年+10.0%
  3. 1905⁠年⁠2⁠月⁠~1906⁠年⁠2⁠月13か月のうち11か月が熱い水準1⁠年+11.4%2⁠年+5.2%3⁠年−25.0%
  4. 1927⁠年⁠11⁠月⁠~1930⁠年⁠9⁠月35か月すべてが熱い水準1⁠年+35.2%2⁠年+20.6%3⁠年−2.6%
  5. 1936⁠年⁠3⁠月⁠~1937⁠年⁠8⁠月18か月のうち16か月が熱い水準1⁠年+21.7%2⁠年−30.6%3⁠年−16.6%
  6. 1955⁠年⁠7⁠月⁠~1956⁠年⁠8⁠月14か月のうち13か月が熱い水準1⁠年+14.3%2⁠年+13.6%3⁠年+7.7%
  7. 1959⁠年⁠3⁠月⁠~1969⁠年⁠6⁠月124か月のうち105か月が熱い水準1⁠年−2.0%2⁠年+14.2%3⁠年+25.2%
  8. 1991⁠年⁠8⁠月⁠~2008⁠年⁠8⁠月205か月のうち202か月が熱い水準・2000 ITバブル、2008 リーマン・ショック1⁠年+7.3%2⁠年+16.6%3⁠年+19.2%
  9. 2010⁠年⁠3⁠月⁠~⁠現在200か月のうち188か月が熱い水準・2011 欧州債務危機、2018 株価急落(2⁠月)、2020 コロナ・ショック、2022 インフレと利上げこの局面は継続中

各局面の「開始後1・2・3⁠年」は、いずれもその局面の最初の月から数えた累計の騰落です。「その後の記録」は熱い水準だった各月から数えているため、二つの数字は異なります。各局面の横に記した出来事はその期間に起きた大きな出来事で、ここでの熱さ・冷たさと関係があるとは限りません。

その後の記録

過去にシラーPERが熱い水準だった月の後、米国株はどう動いたか

棒=累計騰落率の中央値過去にシラーPERが熱い水準だった月(現在の局面を除く、466か月)すべての月(1631か月)

その後1⁠年
+5.6%38%が下落
+8.6%33%が下落
その後3⁠年
+9.6%39%が下落
+22.9%26%が下落
その後5⁠年
+12.3%41%が下落
+36.3%24%が下落

その後5⁠年間に起点の月を最も大きく下回ったときの下落率(中央値):シラーPERが熱い水準だった月は−19.6%、すべての月は−10.5%。

熱い水準だった月は、わずか8回の相場局面に集中しています。隣り合う月は独立した出来事ではありません。上昇も下落もすべて載せています。これは過去の記録で、予測ではありません。「米国株」は、シラー教授がまとめたS&P 500の株価(月平均、配当を含まない)です。

シラーPERそのものは、その後どこへ振れたか

過去に現在と同じく熱い水準だったときの、シラーPERのその後の位置
位置の中央値中立(40⁠~⁠60)に戻った熱い水準以上にとどまった
その後1⁠年92熱い6%75%
その後3⁠年89熱い9%63%
その後5⁠年83熱い8%54%

熱さ・冷たさとその後のリターンに、過去に関係はあったか

過去に明確な関係は見られない

1890⁠~⁠2021⁠年の各月について、その後5⁠年間の米国株の年平均騰落率

最も熱い20%
+2.4%/年
すべての月
+5.8%/年
最も冷たい20%
+6.7%/年

熱さ・冷たさと、その後の上昇・下落の間に、はっきりした関係は見られません。棒の差は月によってまちまちです(順位相関は0.25未満)。これは過去の記録であって、予測ではありません。

どの指標と関係するか

シラーPERと関係する指標

米10⁠年金利からシラーPER一般的な説明:因果・逆向き

金利が高いほど将来の利益の現在価値が小さくなり、バリュエーションが圧迫される

今号:米10⁠年金利は91(熱い)、シラーPERは99(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致していません(逆向きの関係です)。

弱いか時期による一致度 +0.37・49期間中24期間で向きが一致

数値

数値の推移

単位:倍。データ:シラー教授(Robert J. Shiller)の公開データ。

データと出所

データの出所と計算方法

出所
シラー教授(Robert J. Shiller)の公開データ
頻度
月次
位置の計算開始
1890⁠年⁠12⁠月
測り方
位置=数値そのものの、自身の歴史の中でのパーセンタイル
単位
倍
利用条件
公開データ(出所を明記)

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