米インフレ率からFF金利一般的な説明:因果・同じ向き
インフレが目標を上回ると、中央銀行は利上げで需要を抑える
今号:米インフレ率は64(やや熱い)、FF金利は72(やや熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。
データが支持一致度 +0.53・48期間中37期間で向きが一致
グローバル・アンカー|資金|中央銀行と資金
72やや熱い
直近10年平均より1.31%ポイント高い|2026年9月のデータ
熱い・冷たいは位置を示すだけで、良し悪しではありません。やや熱いからといって下がるとは限らず、大きく振れていてもすぐに戻るとは限りません。ここでは歴史を示すだけで、売買の推奨はしません。
これは何か
米国の銀行同士が翌日物の資金を貸し借りする金利で、FRBが誘導目標の範囲を決めます。世界で最も重要な短期金利です。
ドル資金のコストを決め、住宅ローンや企業の借り入れ、各国の資金の流れを左右します。
いまどこにいるか
冷たいやや冷たい中立やや熱い熱い斜線=過去に現在と同じくやや熱い水準だった時期
以前も同じ位置にあったとき
開始後の米国株(累計の騰落)1年2年3年
各局面の「開始後1・2・3年」は、いずれもその局面の最初の月から数えた累計の騰落です。「その後の記録」はやや熱い水準だった各月から数えているため、二つの数字は異なります。各局面の横に記した出来事はその期間に起きた大きな出来事で、ここでの熱さ・冷たさと関係があるとは限りません。
その後の記録
棒=累計騰落率の中央値過去にFF金利がやや熱い水準だった月(現在の局面を除く、78か月)すべての月(629か月)
その後5年間に起点の月を最も大きく下回ったときの下落率(中央値):FF金利がやや熱い水準だった月は−37.3%、すべての月は−4.1%。
やや熱い水準だった月は、わずか9回の相場局面に集中しています。隣り合う月は独立した出来事ではありません。上昇も下落もすべて載せています。これは過去の記録で、予測ではありません。「米国株」は、シラー教授がまとめたS&P 500の株価(月平均、配当を含まない)です。
| 位置の中央値 | 中立(40~60)に戻った | やや熱い水準以上にとどまった | |
|---|---|---|---|
| その後1年 | 67やや熱い | 14% | 54% |
| その後3年 | 23やや冷たい | 18% | 22% |
| その後5年 | 32やや冷たい | 11% | 33% |
熱さ・冷たさとその後のリターンに、過去に関係はあったか
1974~2021年の各月について、その後5年間の米国株の年平均騰落率
熱さ・冷たさと、その後の上昇・下落の間に、はっきりした関係は見られません。棒の差は月によってまちまちです(順位相関は0.25未満)。これは過去の記録であって、予測ではありません。
どの指標と関係するか
米インフレ率からFF金利一般的な説明:因果・同じ向き
インフレが目標を上回ると、中央銀行は利上げで需要を抑える
今号:米インフレ率は64(やや熱い)、FF金利は72(やや熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。
データが支持一致度 +0.53・48期間中37期間で向きが一致
FF金利からイールドカーブ一般的な説明:因果・逆向き
利上げはまず短期金利を押し上げ、カーブは平坦化するか逆イールドになる
今号:FF金利は72(やや熱い)、イールドカーブは41(中立)――少なくとも一方が平常の範囲(40~60)にあるため、判断しません。
データが支持一致度 +0.77・48期間中46期間で向きが一致
コアインフレ率からFF金利一般的な説明:因果・同じ向き
FRBの2%目標は物価全体で測るが、食品とエネルギーを除いたコアインフレで基調を判断する
今号:コアインフレ率は35(やや冷たい)、FF金利は72(やや熱い)――コアインフレ率は平常より低く、FF金利は平常より高く、一般的な説明の向きと一致していません。
弱いか時期による一致度 +0.65・44期間中31期間で向きが一致
失業率からFF金利一般的な説明:因果・逆向き
失業が増えると、中央銀行は利下げで雇用を支える(FRBの二大責務)
今号:失業率は44(中立)、FF金利は72(やや熱い)――少なくとも一方が平常の範囲(40~60)にあるため、判断しません。
弱いか時期による一致度 +0.30・48期間中43期間で向きが一致
FF金利から利上げ超の割合一般的な説明:波及・同じ向き
FRBが方向を変えると、ほかの中央銀行も追随することが多い
今号:FF金利は72(やや熱い)、利上げ超の割合は82(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。
弱いか時期による一致度 +0.19・47期間中36期間で向きが一致
数値
データと出所