これは何か
米国バフェット指標:何を測り、なぜ重要か
何を測るか
米国企業の株式時価総額÷1年分のGDP(四半期)。この比率は数十年にわたって全体として上昇してきたため、自身の直近10年平均と比べています。
なぜ重要か
経済全体に対する株式市場の大きさです。平常よりかなり高いのは、株価が経済よりずっと速く上がってきたことを意味します。
自身の直近10年平均と比べています。この比率は数十年にわたって全体として上昇してきました。
いまどこにいるか
位置の推移
冷たいやや冷たい中立やや熱い熱い斜線=過去に現在と同じく熱い水準だった時期
以前も同じ位置にあったとき
過去8回の熱い局面と、現在の局面
開始後の米国株(累計の騰落)1年2年3年
- 1983年第2四半期1四半期すべてが熱い水準1年−0.1%2年+14.5%3年+50.9%
- 1986年第1四半期~1987年第3四半期7四半期のうち6四半期が熱い水準・1987 ブラックマンデー1年+27.0%2年+20.3%3年+37.1%
- 1989年第2四半期~1989年第4四半期3四半期すべてが熱い水準1年+11.9%2年+25.6%3年+34.8%
- 1991年第1四半期~2000年第4四半期40四半期のうち38四半期が熱い水準・2000 ITバブル1年+27.8%2年+33.7%3年+45.3%
- 2013年第4四半期~2015年第2四半期7四半期すべてが熱い水準1年+12.6%2年+17.7%3年+24.6%
- 2017年第3四半期~2018年第3四半期5四半期のうち4四半期が熱い水準・2018 株価急落(2月)1年+13.8%2年+22.1%3年+30.7%
- 2020年第2四半期~2022年第1四半期8四半期すべてが熱い水準・2020 コロナ・ショック1年+49.9%2年+59.0%3年+49.2%
- 2025年第3四半期~2026年第2四半期4四半期のうち3四半期が熱い水準1年+18.8%2年まだ3年まだ
各局面の「開始後1・2・3年」は、いずれもその局面の最初の月から数えた累計の騰落です。「その後の記録」は熱い水準だった各月から数えているため、二つの数字は異なります。各局面の横に記した出来事はその期間に起きた大きな出来事で、ここでの熱さ・冷たさと関係があるとは限りません。
その後の記録
過去に米国バフェット指標が熱い水準だった月の後、米国株はどう動いたか
棒=累計騰落率の中央値過去に米国バフェット指標が熱い水準だった四半期(現在の局面を除く、70四半期)すべての四半期(221四半期)
その後5年間に起点の月を最も大きく下回ったときの下落率(中央値):米国バフェット指標が熱い水準だった月は−0.6%、すべての月は−6.0%。
熱い水準だった月は、わずか8回の相場局面に集中しています。隣り合う月は独立した出来事ではありません。上昇も下落もすべて載せています。これは過去の記録で、予測ではありません。「米国株」は、シラー教授がまとめたS&P 500の株価(月平均、配当を含まない)です。
米国バフェット指標そのものは、その後どこへ振れたか
| 位置の中央値 | 中立(40~60)に戻った | 熱い水準以上にとどまった | |
|---|---|---|---|
| その後1年 | 89熱い | 13% | 63% |
| その後3年 | 82熱い | 10% | 55% |
| その後5年 | 77やや熱い | 19% | 45% |
熱さ・冷たさとその後のリターンに、過去に関係はあったか
過去に明確な関係は見られない
1971~2021年の各月について、その後5年間の米国株の年平均騰落率
熱さ・冷たさと、その後の上昇・下落の間に、はっきりした関係は見られません。棒の差は月によってまちまちです(順位相関は0.25未満)。これは過去の記録であって、予測ではありません。
どの指標と関係するか
米国バフェット指標と関係する指標
この指標には、現在、検証対象の関係がありません。
数値
数値の推移
データと出所
データの出所と計算方法
- 出所
- FRB Z.1(非金融企業の株式)、米経済分析局 GDP、FRED(セントルイス連銀)経由、パブリックドメイン
- 頻度
- 四半期
- 位置の計算開始
- 1971年第2四半期
- 測り方
- 比率:当月 ÷ 直近10年平均。位置=この比率の、自身の歴史の中でのパーセンタイル
- 単位
- %(株式時価総額÷GDP)
- 利用条件
- オープンライセンス(出所を明記)