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第1号|2026⁠年⁠10⁠月後半

原材料と農産物

銅、食料、世界銀行の商品価格指数(総合)。どの数字も、その指標自身の過去とだけ比べたものです。過去の何%の月より高いかを示し、50が平常です。価格や金利の指標で比べているのは「直近10⁠年平均とどれだけ離れているか」です。100=直近10⁠年平均から最も離れた状態で、価格や金利そのものが過去最高とは限りません。

今号のまとめ

この分類の3指標を合わせると73やや熱いです。

  • 銅91熱い直近10⁠年平均と比べると、過去の90%の月より高い。前回これほど高かったのは2011⁠年⁠7⁠月

その他:商品総合 73(やや熱い)、食料 61(やや熱い)。

熱い・冷たいは位置を示すだけで、良し悪しではありません。やや熱いからといって下がるとは限らず、大きく振れていてもすぐに戻るとは限りません。ここでは歴史を示すだけで、売買の推奨はしません。

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いまどこにいるか

各指標の位置

この分類を合わせると

合わせた位置の推移

毎月、各指標の位置の中央値をとり、1979⁠年までさかのぼって計算しています(高いほど=原材料価格が高い)。

データ:各指標の出所は各指標のページを参照。位置と中央値は当サイトが計算。

冷たいやや冷たい中立やや熱い熱い斜線=過去に現在と同じくやや熱い水準だった時期

以前も同じ位置にあったとき過去7回のやや熱い局面と、現在の局面

開始後の米国株(累計の騰落)1⁠年2⁠年3⁠年

  1. 1980⁠年⁠4⁠月⁠~1981⁠年⁠4⁠月13か月すべてがやや熱い水準・1980 石油危機1⁠年+30.5%2⁠年+12.9%3⁠年+53.1%
  2. 1994⁠年⁠11⁠月⁠~1995⁠年⁠12⁠月14か月のうち12か月がやや熱い水準1⁠年+29.2%2⁠年+59.6%3⁠年+103.7%
  3. 2003⁠年⁠11⁠月⁠~2005⁠年⁠5⁠月19か月のうち17か月がやや熱い水準1⁠年+11.3%2⁠年+17.9%3⁠年+32.3%
  4. 2006⁠年⁠9⁠月⁠~2006⁠年⁠11⁠月3か月すべてがやや熱い水準1⁠年+13.6%2⁠年−7.6%3⁠年−20.7%
  5. 2008⁠年⁠10⁠月⁠~2010⁠年⁠7⁠月22か月のうち11か月がやや熱い水準・2008 リーマン・ショック、2009 株価の底1⁠年+10.2%2⁠年+20.9%3⁠年+24.6%
  6. 2011⁠年⁠10⁠月⁠~2013⁠年⁠3⁠月18か月のうち16か月がやや熱い水準・2011 欧州債務危機1⁠年+19.1%2⁠年+42.5%3⁠年+60.5%
  7. 2021⁠年⁠1⁠月⁠~2023⁠年⁠12⁠月36か月のうち32か月がやや熱い水準・2022 インフレと利上げ1⁠年+20.6%2⁠年+4.4%3⁠年+26.9%
  8. 2026⁠年⁠3⁠月⁠~⁠現在7か月のうち5か月がやや熱い水準この局面は継続中

各局面の「開始後1・2・3⁠年」は、いずれもその局面の最初の月から数えた累計の騰落です。「その後の記録」はやや熱い水準だった各月から数えているため、二つの数字は異なります。各局面の横に記した出来事はその期間に起きた大きな出来事で、ここでの熱さ・冷たさと関係があるとは限りません。

その後の記録過去に原材料と農産物がやや熱い水準だった月の後、米国株はどう動いたか

棒=累計騰落率の中央値過去に原材料と農産物がやや熱い水準だった月(現在の局面を除く、104か月)すべての月(563か月)

その後1⁠年
+14.3%17%が下落
+12.4%21%が下落
その後3⁠年
+39.1%3%が下落
+35.3%13%が下落
その後5⁠年
+75.0%25%が下落
+65.4%17%が下落

その後5⁠年間に起点の月を最も大きく下回ったときの下落率(中央値):原材料と農産物がやや熱い水準だった月は−4.7%、すべての月は−4.0%。

「米国株」は、シラー教授がまとめたS&P 500の株価(月平均、配当を含まない)です。

熱さ・冷たさとその後のリターンに、過去に関係はあったか過去に明確な関係は見られない

1979⁠~⁠2021⁠年の各月について、その後5⁠年間の米国株の年平均騰落率

最も熱い20%
+5.1%/年
すべての月
+9.3%/年
最も冷たい20%
+8.2%/年

熱さ・冷たさと、その後の上昇・下落の間に、はっきりした関係は見られません。棒の差は月によってまちまちです(順位相関は0.25未満)。これは過去の記録であって、予測ではありません。

どの指標と関係するか

原材料と農産物に関わる関係

景気​先行指数から銅一般的な説明:川上・川下・同じ向き

製造業が拡大すると、より多くの銅が必要になる

今号:景気​先行指数は42(中立)、銅は91(熱い)――少なくとも一方が平常の範囲(40⁠~⁠60)にあるため、判断しません。

データが支持一致度 +0.44・42期間中40期間で向きが一致

ドルから商品総合一般的な説明:因果・逆向き

商品はドル建てのため、ドル高になるとほかの国にとって高くなり、需要が減る。ただし2021⁠年からは、一時期両者が同じ方向に動いた

今号:ドルは45(中立)、商品総合は73(やや熱い)――少なくとも一方が平常の範囲(40⁠~⁠60)にあるため、判断しません。

データが支持一致度 +0.68・8期間中7期間で向きが一致

鉱工業生産から銅一般的な説明:川上・川下・同じ向き

生産が増えるほど、使われる金属原料も増える

今号:鉱工業生産は61(やや熱い)、銅は91(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。

弱いか時期による一致度 +0.31・10期間中9期間で向きが一致

食料から米インフレ率一般的な説明:川上・川下・同じ向き

食料価格が食品のインフレを押し上げる(新興国ではウエートが高い)

今号:食料は61(やや熱い)、米インフレ率は64(やや熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。

弱いか時期による一致度 +0.32・42期間中26期間で向きが一致

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