実質金利から米10年金利一般的な説明:因果・同じ向き
10年利回り=実質金利+期待インフレ率(計算式)
今号:実質金利は100(熱い)、米10年金利は91(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。
データが支持一致度 +0.91・9期間中9期間で向きが一致
第1号|2026年10月後半
米国、ドイツ、日本の国債利回り、実質金利、期待インフレ率、イールドカーブ。どの数字も、その指標自身の過去とだけ比べたものです。過去の何%の月より高いかを示し、50が平常です。価格や金利の指標で比べているのは「直近10年平均とどれだけ離れているか」です。100=直近10年平均から最も離れた状態で、価格や金利そのものが過去最高とは限りません。
今号のまとめ
その他:期待インフレ率 73(やや熱い)、イールドカーブ 41(中立)。
熱い・冷たいは位置を示すだけで、良し悪しではありません。やや熱いからといって下がるとは限らず、大きく振れていてもすぐに戻るとは限りません。ここでは歴史を示すだけで、売買の推奨はしません。
いまどこにいるか
この分類は合成しない
この分類は一つの数字にまとめません。「高い」の意味が違うからです。利回りが高いのはお金を借りるのが高くつくこと、イールドカーブが高いのは長期金利が短期金利よりずっと高いことです。表している内容が違うので、指標ごとに推移を描いています。
どの指標と関係するか
実質金利から米10年金利一般的な説明:因果・同じ向き
10年利回り=実質金利+期待インフレ率(計算式)
今号:実質金利は100(熱い)、米10年金利は91(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。
データが支持一致度 +0.91・9期間中9期間で向きが一致
期待インフレ率から米10年金利一般的な説明:因果・同じ向き
10年利回り=実質金利+市場が予想するインフレ率(計算式)
今号:期待インフレ率は73(やや熱い)、米10年金利は91(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。
データが支持一致度 +0.59・9期間中7期間で向きが一致
米10年金利から独10年金利一般的な説明:波及・同じ向き
世界の資金は各国の国債を比べて動くため、米国債利回りの上昇がほかの国にも波及する
今号:米10年金利は91(熱い)、独10年金利は100(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。
データが支持一致度 +0.85・12期間中12期間で向きが一致
FF金利からイールドカーブ一般的な説明:因果・逆向き
利上げはまず短期金利を押し上げ、カーブは平坦化するか逆イールドになる
今号:FF金利は72(やや熱い)、イールドカーブは41(中立)――少なくとも一方が平常の範囲(40~60)にあるため、判断しません。
データが支持一致度 +0.77・48期間中46期間で向きが一致
米10年金利からシラーPER一般的な説明:因果・逆向き
金利が高いほど将来の利益の現在価値が小さくなり、バリュエーションが圧迫される
今号:米10年金利は91(熱い)、シラーPERは99(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致していません(逆向きの関係です)。
弱いか時期による一致度 +0.37・49期間中24期間で向きが一致
各国政策金利から独10年金利一般的な説明:因果・同じ向き
政策金利が短期金利を決め、長期金利を動かす(欧州中央銀行→ドイツ国債)
今号:各国政策金利は85(熱い)、独10年金利は100(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。
弱いか時期による一致度 +0.40・12期間中6期間で向きが一致
独10年金利からユーロドル一般的な説明:因果・ユーロ高
欧州の金利が米国に比べて上がると、資金がユーロに向かう
今号:独10年金利は100(熱い)、ユーロドルは73(やや熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。
弱いか時期による一致度 +0.35・3期間中0期間で向きが一致
歴史全体では向きが一般的な説明と一致していますが弱く、多くの期間では向きが一致しなかったため、安定していないとしています。
イールドカーブから景気先行指数一般的な説明:因果・同じ向き
逆イールドはふつう金融政策が引き締め気味で、市場が先々の利下げを見込んでいることを示し、その後景気が弱まる。歴史的に逆イールドは景気後退に先行することが多い
今号:イールドカーブは41(中立)、景気先行指数は42(中立)――少なくとも一方が平常の範囲(40~60)にあるため、判断しません。
弱いか時期による一致度 +0.22・51期間中28期間で向きが一致