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第1号|2026⁠年⁠10⁠月後半

景気と信頼感

景気先行指数、各国の経済成長、鉱工業生産、企業景況感と消費者信頼感、台湾の景気対策信号。どの数字も、その指標自身の過去とだけ比べたものです。過去の何%の月より高いかを示し、50が平常です。価格や金利の指標で比べているのは「直近10⁠年平均とどれだけ離れているか」です。100=直近10⁠年平均から最も離れた状態で、価格や金利そのものが過去最高とは限りません。

今号のまとめ

この分類の6指標を合わせると61やや熱いです。

  • 台湾​景気信号99熱い過去の99%の月より高い。前回これほど高かったのは2021⁠年⁠5⁠月

その他:フィラデル​フィア連銀 75(やや熱い)、GDP​成長率 62(やや熱い)、鉱工業生産 61(やや熱い)、景気​先行指数 42(中立)、企業​景況感 22(やや冷たい)。

熱い・冷たいは位置を示すだけで、良し悪しではありません。やや熱いからといって下がるとは限らず、大きく振れていてもすぐに戻るとは限りません。ここでは歴史を示すだけで、売買の推奨はしません。

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いまどこにいるか

各指標の位置

この分類を合わせると

合わせた位置の推移

毎月、各指標の位置の中央値をとり、1980⁠年までさかのぼって計算しています(高いほど=景気と信頼感が強い)。

データ:各指標の出所は各指標のページを参照。位置と中央値は当サイトが計算。

冷たいやや冷たい中立やや熱い熱い斜線=過去に現在と同じくやや熱い水準だった時期

以前も同じ位置にあったとき過去10回のやや熱い局面と、現在の局面

開始後の米国株(累計の騰落)1⁠年2⁠年3⁠年

  1. 1983⁠年⁠4⁠月⁠~1984⁠年⁠9⁠月18か月のうち9か月がやや熱い水準1⁠年−0.1%2⁠年+14.5%3⁠年+50.9%
  2. 1986⁠年⁠12⁠月⁠~1989⁠年⁠2⁠月27か月のうち24か月がやや熱い水準・1987 ブラックマンデー1⁠年−3.1%2⁠年+11.2%3⁠年+40.2%
  3. 1994⁠年⁠5⁠月⁠~1994⁠年⁠12⁠月8か月のうち7か月がやや熱い水準1⁠年+16.2%2⁠年+46.6%3⁠年+84.8%
  4. 1997⁠年⁠7⁠月⁠~1997⁠年⁠9⁠月3か月のうち2か月がやや熱い水準1⁠年+25.0%2⁠年+49.2%3⁠年+59.2%
  5. 1999⁠年⁠8⁠月⁠~2000⁠年⁠9⁠月14か月のうち8か月がやや熱い水準・2000 ITバブル1⁠年+11.9%2⁠年−11.2%3⁠年−31.3%
  6. 2003⁠年⁠9⁠月⁠~2004⁠年⁠11⁠月15か月のうち6か月がやや熱い水準1⁠年+9.6%2⁠年+20.3%3⁠年+29.3%
  7. 2006⁠年⁠1⁠月⁠~2008⁠年⁠1⁠月25か月のうち14か月がやや熱い水準1⁠年+11.4%2⁠年+7.8%3⁠年−32.3%
  8. 2010⁠年⁠1⁠月⁠~2011⁠年⁠4⁠月16か月のうち13か月がやや熱い水準1⁠年+14.2%2⁠年+15.8%3⁠年+31.8%
  9. 2016⁠年⁠12⁠月⁠~2018⁠年⁠6⁠月19か月のうち14か月がやや熱い水準・2018 株価急落(2⁠月)1⁠年+18.6%2⁠年+14.3%3⁠年+41.4%
  10. 2021⁠年⁠1⁠月⁠~2022⁠年⁠4⁠月16か月のうち8か月がやや熱い水準・2022 インフレと利上げ1⁠年+20.6%2⁠年+4.4%3⁠年+26.9%
  11. 2026⁠年⁠7⁠月⁠~⁠現在4か月すべてがやや熱い水準この局面は継続中

各局面の「開始後1・2・3⁠年」は、いずれもその局面の最初の月から数えた累計の騰落です。「その後の記録」はやや熱い水準だった各月から数えているため、二つの数字は異なります。各局面の横に記した出来事はその期間に起きた大きな出来事で、ここでの熱さ・冷たさと関係があるとは限りません。

その後の記録過去に景気と信頼感がやや熱い水準だった月の後、米国株はどう動いたか

棒=累計騰落率の中央値過去に景気と信頼感がやや熱い水準だった月(現在の局面を除く、105か月)すべての月(556か月)

その後1⁠年
+9.0%33%が下落
+12.2%22%が下落
その後3⁠年
+37.8%22%が下落
+35.3%14%が下落
その後5⁠年
+56.1%25%が下落
+65.5%17%が下落

その後5⁠年間に起点の月を最も大きく下回ったときの下落率(中央値):景気と信頼感がやや熱い水準だった月は−4.1%、すべての月は−4.0%。

「米国株」は、シラー教授がまとめたS&P 500の株価(月平均、配当を含まない)です。

熱さ・冷たさとその後のリターンに、過去に関係はあったか過去にはある程度の関係があった(将来を示すものではありません)

1980⁠~⁠2021⁠年の各月について、その後5⁠年間の米国株の年平均騰落率

最も熱い20%
+6.4%/年
すべての月
+9.3%/年
最も冷たい20%
+11.4%/年

この期間には、熱い月ほどその後5⁠年の平均が低いという傾向がありました。各月のその後5⁠年間は互いに重なっていて、実際にはいくつかの相場局面しかありません。これは傾向であって、法則でも予測でもありません。

どの指標と関係するか

景気と信頼感に関わる関係

景気​先行指数から銅一般的な説明:川上・川下・同じ向き

製造業が拡大すると、より多くの銅が必要になる

今号:景気​先行指数は42(中立)、銅は91(熱い)――少なくとも一方が平常の範囲(40⁠~⁠60)にあるため、判断しません。

データが支持一致度 +0.44・42期間中40期間で向きが一致

台湾​輸出受注から台湾​景気信号一般的な説明:川上・川下・同じ向き

輸出受注は輸出と生産に先行し、景気対策信号もそれを映す

今号:台湾​輸出受注は99(熱い)、台湾​景気信号は99(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。

データが支持一致度 +0.65・17期間中17期間で向きが一致

景気​先行指数から鉱工業生産一般的な説明:川上・川下・同じ向き

受注と信頼感が先に動き、生産がそれに合わせて調整される

今号:景気​先行指数は42(中立)、鉱工業生産は61(やや熱い)――少なくとも一方が平常の範囲(40⁠~⁠60)にあるため、判断しません。

データが支持一致度 +0.66・10期間中10期間で向きが一致

企業​景況感から景気​先行指数一般的な説明:川上・川下・同じ向き

企業と消費者の信頼感調査は景気の転換点を早めに映し、景気先行指数とともに動く

今号:企業​景況感は22(やや冷たい)、景気​先行指数は42(中立)――少なくとも一方が平常の範囲(40⁠~⁠60)にあるため、判断しません。

データが支持一致度 +0.77・36期間中36期間で向きが一致

フィラデル​フィア連銀から鉱工業生産一般的な説明:川上・川下・同じ向き

製造業者が報告する新規受注と出荷は、実際の生産に先行する

今号:フィラデル​フィア連銀は75(やや熱い)、鉱工業生産は61(やや熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。

データが支持一致度 +0.45・10期間中10期間で向きが一致

鉱工業生産から銅一般的な説明:川上・川下・同じ向き

生産が増えるほど、使われる金属原料も増える

今号:鉱工業生産は61(やや熱い)、銅は91(熱い)――どちらも平常より高く、一般的な説明の向きと一致しています。

弱いか時期による一致度 +0.31・10期間中9期間で向きが一致

イールドカーブから景気​先行指数一般的な説明:因果・同じ向き

逆イールドはふつう金融政策が引き締め気味で、市場が先々の利下げを見込んでいることを示し、その後景気が弱まる。歴史的に逆イールドは景気後退に先行することが多い

今号:イールドカーブは41(中立)、景気​先行指数は42(中立)――少なくとも一方が平常の範囲(40⁠~⁠60)にあるため、判断しません。

弱いか時期による一致度 +0.22・51期間中28期間で向きが一致

景気​先行指数からドイツ株一般的な説明:川上・川下・同じ向き

ドイツは輸出型の製造業が中心で、世界の供給網に深く組み込まれているため、世界の需要が輸出と投資に直接響く

今号:景気​先行指数は42(中立)、ドイツ株は72(やや熱い)――少なくとも一方が平常の範囲(40⁠~⁠60)にあるため、判断しません。

弱いか時期による一致度 +0.24・42期間中34期間で向きが一致

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